分娩時における母性意識

分娩が始まると、産婦にはさまざまな感情の変化が起こってきます。

特に初産婦の場合はなおさら・・・。

自分の子供を早く見たいという反面、分娩の経過を恐れる感情が強く出てきます。

特に分娩という過程において、女性が最も恐れているものに陣痛があります。

陣痛は、古来から常に女性たちの間で語られていることですが・・・

分娩時に起こってくる陣痛というものを、『痛まなければお産にはならない』、あるいは『障子のさんが見えなくならなければお産にはならない』というような伝承によって恐れの感情となっているのです。

初産婦のうち、34.07%の妊婦は陣痛に恐怖心を持っていると報告されています。

ですからときには、この陣痛の恐怖心から分娩後に精神病的な症状を呈する場合もあります。

すなわち、陣痛がどんなものであるのか、どの程度になったら生まれるのか・・・。

そうした分娩経過についての知識の欠如からくる不安が、恐怖心として表れてくるのです。

また、陣痛時の産婦の反応は、妊婦の人格、生活環境、夫との信頼関係および産婦と医療者側との信頼関係によって変容するもの。

この関係がうまくいっているならば、疹痛と恐怖を軽減することができます。

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